たかさごブログ

2022.12.7

[Q 家づくり 家族で何から決めたらいいですか?」 K様邸の場合

【よくあるご質問】
家づくりを始めよう!と家族で話し合ったけど、
結局、「お金」と「広さ」のことばかり。
注文住宅に頼むなら、もっと楽しく家づくりをしたいのですが、
何から話したらいいのでしょうか?

【お答えします】
注文住宅を建てるときに、
まず「何坪くらい」「いくらくらいで」と、
数字を決めてしまいがちですが、
その方法は、あまりオススメしていません。

それをしていくと、「できるだけ安く・広く」という考えになっていき、
できた家は、ご家族のやりたかった暮らしとかけ離れたものになってしまうからです。

ジャストフィットする家づくりは、5W1Hのリストから


2年ほど前に取材したK様の場合、
まず、家を建てようと思ったときに、
「なぜ、どうしての5W1H」「もっと具体的に」などやり取りを
ご夫婦でして、書き出したそうです。
そして、出てきた「叶えたい希望」、その数は53項目。

そこから、絶対にやりたいこと、できればやりたいことの
優先順位をつけたとそうです。

例えば 奥様
「3人姉妹だったもので、自分が学生のころから朝の洗面台は奪い合い。
家族をもって、子どももまた姉妹だったので、そんな思いをさせたくない」
と、「朝」のストレスを、ずっとゼロにしたい、という希望を書きました。
2階の洗面はできるだけ大きく、それでも掃除しやすい
1ボウル・2水栓のスタイルにしました。


さらに、「週末は片付けに追われたくないから、
子どもが自分で片付けられる収納にしたい」と希望を書き
玄関の収納を、オープンでアクセスよくしました。


また、ご主人は、
「娘が大きくなっても、家族が集まって映画を見るような
 仲のいい家族でいたい」という希望と、
「親や友人を家に呼ぶときに、狭くなりたくないからLDはフレキシブルに」という
希望を書きました。
そこで、TVを置かずに天井吊り下げのプロジェクター、
そしてソファを置かずにLDに腰掛けられる段差を。

こうしてできた家は、その理想をまるごと実現したお住まいでした。
取材でK様に伺ったときに、「家にタイトルをつけるなら何ですか?」と聞くと
わたしたちにフィットする「NEW STANDARDな家」
と回答していただきました。
これこそ、まさに注文住宅を建てる醍醐味だと思います。

K様邸の実例ページ
https://www.takasagokensetu.co.jp/works/details_105.html


住まいの夢、否定しないでYESから

やりたいことを、語ろうとすると
「そんなことできるわけないよ」
「いくらかかると思っているの!」
などと否定的なことを言い出す人がいるかもしれません。
でも、そういうことを言うのは、最初はやめましょう。
せっかくの夢がしぼんでしまいます。

これらのイメージを思い浮かべるときには、
予算とか、土地の広さといったような現実的なことは、
いったん脇においておいてもかまわないのです。

ここでは、自分たちの【暮らし】に、一番フィットした
【幸せ】がどこにあるのかということを、
見つけることから始めることを考えましょう。

まずは「やりたいこと」を好きなように挙げてみて
家族で「YES」と言ってみてください。
それが実現可能なことかということは、
後からじっくり検討していけばいいのです。