たかさごブログ

2023.4.25

床材の選びかた

こんにちは、滝口です。

お客様からよく頂くご質問のひとつに、床材(木)の種類は
何にしたらよいか、というものがあります。
床材はインテリアをもっとも大きく印象付けるものですから悩みますよね。
高砂建設では、悩めるほど多くのバリエーションを取り揃えていますので
ぜひ床材選びも楽しんでください。


「木」の種類は大きく分けて2つあります。

■広葉樹
代表的なもの:ナラ・タモ・カエデ・サクラ・ケヤキ



その名の通り、葉っぱの大きいものが多く、
導管という水分や栄養分を上に吸い上げる管が木の幹全体にある木です。
そのためにその導管(黒い点々)が床材にしたときの見た目の特徴にもなっています。

↓黒い点々模様が「導管」です


床材としての特徴は、

①硬い
広葉樹材は針葉樹材に比べて硬く、傷がつきにくいメリットがあります。

②変形や伸び縮みが少ない
木の伸び縮みによって、床材どうしの隙間が夏や小さく、冬は大きくなるのですが
広葉樹は寸法安定性があるので、その隙間も小さくなります。
その特長ゆえ、床材のほか家具にも多く使われます。

③見た目のバリエーションが豊富
色の濃いもの、薄いもの、木目のはっきりしたもの、薄いもの等
様々あるので、お好きなインテリアに合わせて選ぶことができます。


■針葉樹
代表的なもの:ヒノキ・スギ・マツ


こちらもその名の通り、葉っぱが針のように尖っていることが多い樹種です。
導管という水分や栄養分を上に吸い上げる管が、幹と皮の間にあるので、
床材にした時の材の表面には導管がなく、年輪だけがきれいに見えます。

床材としての特徴は、

①柔らかい
非常に柔らかいので、足触りも柔らかく、手で触った時にもあたたかみを感じます。
その分、傷がつきやすいのですが、無垢で使う場合にはそれも味になる
と思える方にはお勧めです。

②香りを楽しめる
広葉樹に比べて香りが強く、この香りが虫にとっては苦手で、自然の防虫剤となっています。
針葉樹の床材は無塗装や浸透系の塗装(表面をコーティングしない)で仕上げることが一般的なので
手触りだけでなく香りも楽しむことができます。

③経年での色変化が大きい
最初はのうすい木の色は、時を経るごとに濃くなっていきます。
ヒノキやマツはいわゆる飴色に、スギはグレイッシュになり、味が出てきます。
この「味」が針葉樹のエモさです。

床材はインテリアの印象を決めるものですので、みなさまとても迷われます。
どの樹種にしようか、の前に、まずはその機能面から「広葉樹」にするか、「針葉樹」にするか
から決めて頂くと決めやすいと思いますよ。
たかさごでは、みなさまが迷われるくらい、多くの樹種を取り揃えております。

木のお好きな方はぜひ高砂建設へ。