たかさごブログ
【ご質問】
たかさごさんのモデルハウスを見て、吹き抜けってステキだな、と思いました。
でも、ネットの口コミなどを見ると、
「冬が寒い」「1階の音が2階にまで聞こえる」「吹き抜けの窓や照明の手入れが大変」
といったネガティブな意見も目にします。
吹き抜けのある家のメリットって何ですか?
【お答えします】
いろいろなモデルハウスを見学すると「吹き抜けのある家」が選択肢に
急上昇してくる方も多いようです
TVや雑誌などで目にしたオシャレな吹き抜けを、自分の家にも作ってみたい!
と憧れを抱く方はたくさんいます。
▢何と言っても「開放感」
吹き抜けのある家とは、下の階と上の階の間に床を設けないことで、
空間を1つに繋げている家のことを指します。
リビング空間が吹き抜け天井になっている家は、何と言っても開放感があります。
狭い空間でも天井が高いとそれだけで広く感じられるため、
限られた敷地条件で建てる際にも実はオススメです。
また、吹き抜けにして天井近くの高い位置に設けられる
ハイサイドライト(高窓)を作れば、家の中が明るくなります。
例えば、目の前の人通りが気になる方は、通り側からの最高は高窓で取ることで
明るく、かつプライバシーも確保できます。
▢家族の「気配」を感じる
もう一つ、吹き抜けのある家のいいところは、
1階と2階が空間でつながるため、
1階の話し声が2階に聞こえるなど、
いつも家族の気配が感じられる点です。
年ごろのお子さんがいる場合など、近づきすぎず遠すぎず
ほどよい距離が保てるのもいいですよね。
たしかに、これをデメリットとして捉える人もいますが、
最近は、「家族の繋がりを感じる」とメリットに感じる方が多いようです。
▢将来、床を張って部屋に転用できる
吹き抜け部分にあとから床が張れるように、
構造や配線等の計画をしておけば、
書斎や子ども部屋が必要になったときに、吹き抜けをお部屋に転用することも可能。
リフォームに際しては、様々な申請が必要になるケースもありますので、
将来の「選択肢」として考えておくのもいいでしょう
▢デメリットは?
「暖かい空気が上へ上へとあがってしまうから、
吹き抜けのある家は部屋が暖まりにくい」という意見も聞かれます。
・高所の窓から日光が差し込み、暑くなりやすい
・上から冷たい空気が降りてきて、床付近は寒くなりやすい
吹き抜けのある部屋が上述のような現象を起こすと「夏暑く、冬寒い」状態になります。
確かにそういう家もありますが、高気密高断熱の家であれば
吹き抜け空間を作っても家全体を暖かく保つことができるため、
高砂建設の吹き抜けのある間取りとも、とても相性がいいのです。
もう一つは照明。
これは交換しづらい、というのは事実としてあります
ただ、寿命が長いLED照明を使い、交換回数を減らしたり
ブラケット照明等の脚立でとどく照明にするなど、様々な対策でクリアすることができます。
最後は「匂い」。
LDKの匂いが家中に行くというご意見。
これは、吹き抜けに限った話ではありません。
「換気計画」をしっかり造ることでクリアできます。
もちろん、敷地条件の許す限り床面積を広げたい、という場合は
吹き抜けスペースはデメリットになります。
家を隅々まで広く、明るく使いたい、そして気持ちのいい空間にしたいという要望があるときは、
吹き抜けのあるプランを検討してみるのはいかがでしょうか!