たかさごブログ
こんにちは中山です。
断熱の義務基準が引き上げ・・・
遅くとも2030年までに義務基準を最低限はZEH
としていたものがさらに引き上げられる方向で検討されているようです。
11月4日に行われた国交、経産、環境3省の合同会議で、
断熱性能等級に、等級6・7の案が加えられ話題となりました。
これまでかたくなにZEHの水準を超える指標を設定しなかった
国交省がいきなりヒート20のグレード3の基準を示しました。
現状はどうなのか・・・
国交省による、住宅ストック約5000戸における断熱性能の分布では
現行の省エネ基準に満たす家は、わずか13%という内容です。
国は一定の断熱水準を設けて補助金を設けるなどして高断熱化を図ってきました。
しかし海外と比べると決して高いレベルではなく、
暖や涼を得られるような十分な断熱とまでは言えないのが現状です。
建築基準法では、建てることが出来る家の高さや、最低限の耐震性能、
防火性能など、地域によっては景観などが定められており、
これらは建築確認申請によりチェックされていきます。
一方、断熱性能については法的規定が厳しく設けられておりません。
極端に言えば、断熱材がなくても建ってしまいます。
2025年には省エネ適合義務化が始まるものの、
その最低基準はZEHで求められる断熱水準を下回り、
目標とは乖離があります。
基準となる断熱性能は海外と比べると格差もあります。
でもようやく家の性能面に目を向けて動き出てくれたところです。
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