たかさごブログ
↑新都心モデル↑
こんにちはシックハウス診断士補の中山です。
最近「室内の換気」について意識が高まってるように感じます。
皆さんはいかがでしょうか。
こんな時期だから改めて理解しておきたい
24時間換気の重要性についてお話をしたいと思います。
少し長いですが最後まで読んで下さいね。
「そんなこと知っているよ」
という方もいるかもしれませんが、
正しい判断をしている方は意外に少ないんです。
日本ではもともと換気という考え方がありませんでした。
1990年代にシックハウスという空気汚染が問題視され
ようやく換気の重要性に目が向けられるようになりました。
そして2003年に24時間換気が義務化。
海外では1970年位から導入されていることと比較すると
歴史はかなり浅いんです。
室内の空気環境は、
化学物質の少ない自然素材を使えば解決するというものではなく、
カビ、ダニ、花粉などのアレルゲン、
開放型の燃焼器具からくる排ガスなどもあります。
加えて外から持ち込まれる家具類なども考える必要があります。
特に日本の場合は高温多湿なのでカビは発生しやすい環境です。
なので家中は空気汚染がされやすい。
2時間に1回の割合で家中の空気を入れ換えるべき計画換気。
家の気密測定で「C値1.0」では半分の給気しかできていないというデータがあります。
高性能なサッシを使っても
結露が起きる場合には、換気が追いついていないことも考えられます。
換気が行き届かない場所での部屋干しは、
乾きも遅く衣類にニオイが残るのは無理もありません。
↓部屋干しでお悩みの方はこちらもご参考に↓
梅雨入り、お悩みランキング
(↑写真↑の施工実例はこちら⇒H様邸)
最近では床置型の高性能な空気清浄機なども市販されていますが、
対象範囲が限定され、全ての部屋まで対応できるわけではありません。
やはり換気は基本となるところです。
TAKASAGOでは空気環境を考えて
↓電子式集塵フィルタを標準で採用しました↓
電子式集塵フィルタについての説明
電子式集塵フィルタが空気がキレイなわけ
少しおさらいしておきますね。
高性能な機械や機器に目を向ける前に家の器の状況が先ですよ。
例えるなら窓を開けた状態で
冷暖房設備を稼働しながら生活する人はいないということです。
家とマスクのお話しもご参考に
このところ「3密」という言葉が多く使われていますが、
家の快適性につながる3つの言葉は「断熱・気密・換気」+「通気」です。
健康で快適な暮らしに欠かせない換気。
付け加えるなら、住まいは湿気とどう向き合うか。
湿気による影響はカビやダニだけではありません。
家の躯体にも影響したりします。
鉄は錆びるし木は腐るので、
そうなりにくい環境や対策が必要なのではないでしょうか。