たかさごブログ
「屋根の形・屋根素材」「和室」と続いた住宅豆知識ブログ。
今回は「梁」編です。
梁とかいて「ハリ」と読む。
「柱」が、タテ方向に建つ構造部材に対し、
梁は、ヨコ(水平)方向にかかる構造部材。
家を建てるときに、垂直に建てた柱を安定させるために、
水平に木を噛ませて安定させているものが「梁」です。
主に2階や屋根の重量を柱と共に支える役割を果たしています。
梁は通常、屋根裏や天井裏に隠れていますが、
「現し(あらわし)」といって、梁を露出させるデザインも多くあります。
施工例
伝統的な日本家屋を再現した家
天井に梁を見せる事で、木の温もりを感じ、無垢材ならではの経年変化も楽しめます。
部屋の雰囲気を引き締める色合いの木材や、
少し曲がっていたりするなど、独特な木の味わいがある材料を「現し」に使う方も多いようです。
施工例
リゾートを訪れたような寛ぎ。開放感溢れる家
また、天井が高くできたり、空間にめりはりが生まれるなどのメリットがあります。
ただ、構造材ですので、どこでも梁を見せることができるわけではありません。
そこで、便利なのが「化粧梁」。
これは、デザインのためだけの梁。
構造とは関係ないため、デザインに合わせて取り付け可能ですし、後付けも可能。
デザインに合わせて、大胆に梁を付ける事ができます。
さらには、化粧梁には中が空洞になってて配線を通すことのできるものなど
化粧梁は、スグレモノです。
施工例
ハンモックと薪ストーブのある暮らし
梁は家に不可欠な構造材というだけでなく、
お部屋の印象を大きく決める要素。
これからの理想の住まいづくりにあたり
梁と天井をどうするか、をぜひご相談ください。
あなたの「いいね!」が見つかるかもしれません。
そんなわけで、梁を工夫したお宅の見学会が間もなくございます。
6/23(日) 彩樹の家 完成見学会 @桶川
このお宅の2月に撮影した小屋裏の写真
大きな梁が見えています。
これがどんな仕上げになっているか、ぜひ注目していください。
また、完成すると見えなくなってしまう
梁と柱が確認できる構造見学会も各所で予定されています。
イベント情報
ぜひ、モデルハウスにご相談ください