たかさごブログ
こんにちは
宅地建物取引士の中山です。
「一物五価」・・・
土地は5つの価格帯があることをご存知でしょうか。
それぞれ公表する主体が異なっていて
用途に応じて基準が定っております。
私たちがよく耳にするのは市場で取引される「実勢価格」です。
それ以外にどんなものがあるかと言うと、
「固定資産税評価額」は市町村で固定資産税の算出に。
「路線価」は国税庁で相続税の算出に。
「基準地価」は都道府県、「公示価格」は国土交通省で
土地の公正な取引の基となるものです。
家の場合はどうでしょう。
「坪単価」という言葉を耳にしたこともあるかと思います。
この基準ですが、実は単純なように思えて、かなり曖昧なんです。
例えば・・・
「本体価格」「本体価格+付帯工事」「税込み」「税抜き」「総額」など
基になる金額次第で、いろんな見方ができてしまいます。
土地のようなはっきりした基準はなく、
どれも都合の良い基準で案内ができてしまうため
初めて家づくりをする方が迷われる事も少なくありません。
最近は事前に家づくりをしっかり勉強される方も多いので
坪単価という表現での質問は少なくはなりました。
しかし最初の一歩が、不動産会社に出向いて土地選びという場合には、
肝心の家のことが後回しになってしまい、
「坪単価」だけがひとり歩きしてしまうことも多いです。
土地を決めた後に、家のことを初めて理解することになり、
結果的に予算の「ズレ」を後で気が付くこともあるようです。
注文住宅の場合には、求めたい家のタイプはもちろん
価格なども住宅会社によって様々です。
そればかりでなく、打合せ方法や完工スケジュールなど
表面では見えない要素が隠れていたりします。
どんなタイプの家を求めていきたいのか、
まずはニーズのマッチングから初めてみてはいかがでしょうか。
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